「ヤナギの若芽」米国, ミネソタ州

「ヤナギの若芽」米国, ミネソタ州

© Jim Brandenburg/Minden Picture

若葉茂るころ. 「ヤナギの若芽」米国, ミネソタ州

写真はミネソタ州のヤナギです。あまり目立たない花をひそかに咲かせたあと芽吹く若芽は、鮮やかな緑で人目を惹きます。街路樹の柳並木などによく見られるのは、シダレヤナギです。中国ではその昔、旅立つ人にヤナギの枝を輪にして手渡す習慣があり、漢詩にも詠まれています…

ヤナギは湿潤を好み、根がよく張るので、水辺にも植えられます。ヤナギの下に幽霊が出るといわれるのは、水辺の事故が起きやすいお堀や井戸のそばに植えられていたからと考えられます。爪楊枝の材料にも使われましたが、その樹皮には体内でサリチル酸に変わる抗炎症成分、サリシンを含んでいます。

Related Tags