「アグアネグラ峠のペニテンテ」チリ, コキンボ地方

「アグアネグラ峠のペニテンテ」チリ, コキンボ地方

© Ben Coffman/Tandem Stills + Motio

氷塊のとんがり帽子. 「アグアネグラ峠のペニテンテ」チリ, コキンボ地方

まるで氷柱が地面からニョキニョキ生えたような写真の物体は、ペニテンテと呼ばれる雪と氷の塊です。アンデス山脈の高地、アタカマ砂漠のアグアネグラ峠で撮影されました。ペニテンテとは、スペインの復活祭で覆面姿で行進する行者のこと。その形状が彼らの帽子(カピロテ)に似ているところから名付けられました…

ときには高さ 6 メートルにもなるこのペニテンテができる場所は、標高 4,000 メートル以上の谷間です。チャールズ・ダーウィンは 1835 年にチリの山岳地帯を訪れ、ペニテンテについて記録しています。同様の氷塊は地球上だけでなく、冥王星や、木星の衛星エウロパにも存在するそうです。

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